<2000' トランスエコー参戦記>


Go to INDEX

毎年5月に筑波サーキットで行われる『トランス・エコー』。エア・クールド・ツインが開催されるこのレースは、本来ならワタクシ神宮司自身が先陣を切ってエントリーをするのですが、今回は何故か未出走。チーム監督に徹して、排気量850cc以上のモンスターマシンで争われる“ヒュージ1”クラスに参戦して参りました。もちろん、トビッキリ速いライダーを捜しあて準備も万端。ライダーとしてではなく、メカニックとしての腕を振るってみました。



今回のマシンは、スーパーネイキッドやFゼロクラスに参戦していたトライアンフ・トライデント。エンジン、足まわりとしっかりと手が加えられているものの、ベースはなんと7年も前のマシン。日々進化する2輪業界においてはすでに“古い!”と言われ兼ねませんが、そこはグッツィ・スポルト・ジングウシの腕の見せどころ。イケる、と見込んだからこその参戦なのです。

ライダーは岡田浩二選手。チームファンデーションで全日本スーパーバイク選手権にも出場していた、バリバリの国際ライダーです。決して「しっかりと走り込んだ」とは言えないままでレース当日を迎えたわけですが、彼がしっかりと良い仕事をしてくれました。

トライデントレーサーを最初に造り上げてから7年という時間が経過していますが、時というのは偉大なものです。その間にいろんなものが進歩しました。今回のレースでGSJレーシングチームを悩ませたのも、その進歩でした。チョイスしたタイヤのグリップ力が強すぎてフレームが負けてしまう、という症状が出てしまいました。もちろん、エンジンがパワーアップしたという理由もありますが、どのコーナーでも立ち上がりでアクセルを開けるとバイクが魚が泳ぐように揺れてしまうのです。予選で1分2秒347という好タイムで6位をゲットしたものの、ヨレるマシンをどう扱うか、予選が終わってからも入念な打ち合わせが続きました。

もう一つ、思わぬトラブルとなったのがマフラーです。パワーアップと振動の増加によってサイレンサー内の消音用のグラスウールが抜け落ちてしまいました。まぁ、このマフラーも製作してから結構な月日が経っているので、仕方がないといえば仕方がないのですが……とりあえず、予選終了後にグラスウールをしっかりとまき直して組み込むことにしました。

さて決勝レースですが、スタート良く飛び出した岡田選手は、ヨレるマシンを上手くコントロールしながらトップ集団に絡み、レース序盤からホンダCBR900RRに次ぐ2位を走行。しかも4周目には、トライデントでは最速ラップの1分1秒045!をマークしてしまいました。参戦7年目にして、さらにタイムを縮めるなんて、もう嬉しくて訳が分からなくなってきました。しかし3位を走る丸山選手+CBR900RRに執拗なプッシュを受け、ラスト2周の最終コーナーで3位に後退。そのままチェッカーを受け、コンマ1.5秒差で3位表彰台をゲット。一番高いところではなかったものの、並みいる最新4気筒マシンを後目に3位という結果には大満足です。ここに来て、トライアンフの更なる可能性を見いだしたグッツィ・スポルト・ジングウシ。次の目標は“もて耐”かぁ〜!

Page Top/Race Result(表示に多少時間がかかります)