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ここが変わった! 02年&03年モデルのV11ル・マン
V11スポーツからV11ル・マンへと確実に進化し熟成されたモト・グッツィは、02年モデルになり、さらにその熟成度を増したと言えます。ル・マンの外観は、02年モデルも、そして02年から03年モデルへと移った現在もほとんど変わることなく、カラーチェンジのみが行われています。 しかし、エンジンや足周り、そしてシャーシ周りは、実はしっかりと各部が改良されているのです。
03年モデルからは、モト・グッツィのビッグツイン系全車にキャタライザーが装着されました。現在の環境問題を考えると、それは仕方のないことです。基本的には03年モデルのル・マンは、02年モデルと同じなのですが、キャタライザー装着によって、エンジン特性が変化しているのは事実です。しかし、その内容は決して否定的なものではなく、今となっては数少ない“空冷OHVツイン”のテイストをしっかりと継承していると言えるでしょう。 では02年&03年のル・マンはそれまでとどこが変わったのか。当社が試乗車として使っている02年型V11ル・マンを使って、そのポイントをご紹介しましょう。 |

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●熟成が進んだエンジン 外観上、これまでと全く変わりのないエンジンですが、その内部はしっかりと見直しが行われ、性能と信頼性をさらに向上させています。
具体的には、圧縮比のアップ。01年モデルでは9.5:1だった圧縮比を9.8:1に引き上げ、それによって中回転域での力強さをはっきりと感じることができます。また、左右エキゾーストパイプの連結管をエンジン前に新設したことも、中回転域の出力特性に大きく影響を与えています。 さらにピストンとコンロッド、クランクシャフトもNEWタイプ&改良型が採用されると共に、エンジンオイル経路が改良され、各部の性能アップと同時に耐久性アップも図られています。 初期型V11スポーツで問題となった、夏場のパーコレーションの原因だったフューエルポンプも、02年型より新型となり、装着位置もフューエルタンク内に移動されました。これによって、信頼性も一段と向上したと言えるでしょう。 03年モデルでは、これまで説明した02年モデルをベースにキャタライザーを装着。そのことでエンジン特性が、少しマイルドになったと言えるでしょう。 |

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●フロントを中心としたシャシー周りの改良で安定感をアップ 次にシャシー周りですが、見た目こそ違いを感じませんが、実はフロント周りを中心に大幅な改良が加えられています。
| スペック表と見比べてその差が歴然としているのは、フォークのインナーチューブ径とフロンント・アクスルシャフト径です。フォークは40mmから43mmへ、アクスルは20mmから25mmへと拡大。それぞれパーツとしての剛性が向上されたことに合わせて、アライメントこそ変わっていませんが、フロント周りの剛性バランスを徹底的に見直し、その成果が実に良くハンドリングに表れていると言えるでしょう。具体的には、高速道路や高速コーナーでの安定感が増し、タイヤからサスペンションを通して伝わってくる路面状況が実に分かりやすくなりました。そして、それでいて車体は落ち着いていていて、ライダーに不安感を与えることはありません。車重そのものは若干重くなったのですが、そのことを感じさせないほど、実に良くまとまっているのです。その違いは、01年モデルと02年&03年モデルを乗り比べていただければ、すぐに感じることができるほどなのです。 |

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●さすがイタリア、デザインは最高です 外観的な違いはほとんど無い、と冒頭に書きましたが、カラーリング変更によるイメージの変化はあります。またモト・グッツィは、デザイン先進国イタリアの工業製品ですから、カラーリングによるイメージ造りが実に上手い。どのカラーリングがオススメ、と聞かれると本当に困ってしまいます。こればかりは、現車をじっくりと見ていただいて、皆さんも大いに悩んでいただきたいと思います。
| そして、02年モデルから変更された点としては、メーターパネルです。それまでホワイトパネルのベリア製メーターを使用していましたが、より視認性の高いブラックパネルタイプに変更されています。ライダーが最も目にする部分であり、ホワイトパネルの人気も高いのですが、メーターからの情報はエンジンからの重要なインフォメーションですし、免許証の残り点数に関わる重要な情報(皆さん、あまり飛ばしすぎないように!!)も提供してくれます。というわけで、よりよく見えるのが一番、というワケです。 |

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