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2005年ミラノショーレポート

 ミラノショーより2日ほど前にイタリア入りし、モト・グッツィ本社をはじめグッツィ関係のいろいろなところをのぞいてきました。その一つがここ。後方排気のグッツィ・レーサーでヨーロッパの様々なレースに参戦するジョベルノモトです。マシンはいつでも走り出せる状態に保たれていて、いろいろと情報交換することが出来ました。こう言うのを見ると、“新しいグッツィ・レーサーを造りたい!”という気持ちがモリモリ湧いてきますねぇ。


 神宮司と話しているのはジョゼッペ・ゲッツィさん。そう、ゲッツィ&ブリアンのゲッツィさんです。今年はじめに話題になったMGS-01は彼がメインで製作に携わりました。残念ながらMGS-01のストリートバージョンのプランは無くなってしまったそうです。そのかわり、現在ゲッツィさんはモト・グッツィ社が開発するすべてのモデルに携わり、ニューモデルのプランも色々あるようです。ゲッツィさんの個人的な意見としては、スポーツモデルを今すぐにでも出したいと言うことで、神宮司と大いに盛り上がりました。その内容は……大いに期待しましょう。ゲッツィさん自身は、プライベートでMGS-01でのレース参戦を予定しているようで、夢は筑波で走ること、と言っていました。もしかしたら、日本で彼に会う日が来るかもしれません。
 ミラノの街中では、たくさんのモト・グッツィを見ることが出来ました。やはりカリフォルニア系やネバダ系が中心ですが、元気に走っていました。なかには、コッチが心配するほどエンジンからタペット音が聞こえる車両もありましたが……。まぁ、イタリアの街並みに、モト・グッツィはやっぱり似合いますね。

 通勤時間帯の交差点で、行き交うオートバイをしばらく見ていました。多いですね、スクーター。そのほとんどが大型スクリーンとレッグカバー(日本では“こたつ”でお馴染みです)を装着しています。マナーは決して良いとは思いませんが(日本と同じですね)、老若男女問わず、移動手段として2輪が認識されていることは良いこと。いたるところに無料の駐輪場もありました。こういった市民への2輪浸透度の深さが、イタリアのオートバイ文化を支えているのだと思います。



 イタリアの街並みです。石畳にトラム(路面電車)の線路、路上駐車の嵐など、日本より条件は悪いのかな? でもモト・グッツィは、こんな道路を使って生活するこの国で生まれた事を考えると……なるほどと思う部分もあり、何でと思う部分もあり、複雑な心境です。
 トライアンフも見かけました。このサンダーバードはシートやマフラーをカスタム。ヘルメットもしっかりコーディネイトされていました。なかなか良い雰囲気でしたよ。

 一応、撮ってみました。イタリアの白バイです。2台ともBMWでした。Fの白バイは、通勤ラッシュの市街地をかなりのスピードで走り去っていきました。


 いよいよミラノショーに向かいます。今回からミラノ郊外の新会場で開催されることになりましたが、市内の地下鉄構内にもポスターが貼られていました。そして到着した新会場。“これは修行なのか!?”と思うほど会場が広く、到着と同時に目眩がしてきます。

 のっけからモト・グッツィ・ブースに向かいます。注目はやっぱりNORGE(ノルゲ)1200。ブレヴァV1100をベースに大型カウルを装着。エンジンも1200ccに拡大されています。モト・グッツィから、いよいよ本格的なツアラーモデルが登場しました。今から非常に楽しみです。
 そしてもう1台は、カリフォルニア・ビンテージです。伝統のカリフォルニアに、大型スクリーンやフォグランプ、パニアケースにバディシートを装着。ブラックボディにホワイトラインというシックなデザインも与えられています。歴史あるモデルだけに、こういったビンテージスタイルがよく似合います。
 またグリーゾのニューカラーも展示されていました。爽やかなボディカラーが印象的です。
 今回のショーでは、ヨーロッパメーカーのブースが人気でした。モト・グッツィ・ブースもその例に漏れず、なかなかの人気ぶり。ノルゲの周りには、大勢のバイクファンが集まっていました。

 すでにスクランブラーやデイトナ675などを発表していたトライアンフ。ミラノでのワールドプレミアは無かったのですが、スラクストンやスピードトリプルなど、カップレースに参加している車両が展示されていました。イコールコンディションを保つため、どの車両も大がかりなチューニングやカスタムが行われているわけではありませんが、パーツのセレクトやカラーリングは、是非とも参考にしたい、と思わせるものでした。


 その他、数多くのメーカーが興味深いモデルを発表していました。日本車に比べ、ヨーロッパでも割高感のあるヨーロッパメーカーですが、それでも人気は高く、どのブースも多くの人が集まり、凝視し、仲間と話しという光景を見ることが出来ました。なんて言いながら、自分たちものんびりとブース見学をしていたら、アッという間に閉館時間。全部で7会場あるのに、まだ2会場しか見られていない。ペースアップせねば!!と心に誓うのでありました。

 スクーターにも面白そうなモデルが数多くありました。このDERBIは、ラジアルマウントのフロントブレーキキャリパーにチェーン駆動!! コレ、スクーターなの!?と疑うほどのディテールです。またプジョーでは、スーパーチャージャー付のスクーターも発表。販売に際して講習を受ける必要があるらしいです。ある筋によると、日本入荷は難しいでしょう、という見解でした。でも乗ってみたい!



 え?、ちょっとお休みです。やけに人が集まっていると思ったら、超スタイルの良いお姉さんにボディペインティングしてました。特に盛り上がりもなく、淡々とペイントを進めて行くんですが、気が付けばそんな場所に30分も居てしまいました。


 今回驚いたのは中国ブース。圧倒的に広い展示スペースに数え切れないほどのメーカーがブースを出展していました。中国の業界団体の働きによって実現した中国ブースですが、その数は明らかに前回より多い。その中にはシャッターを切るのも躊躇するコピー物も多くありますが、そのクオリティは格段に向上しています。コピー物が多くで回る危機感もありますが、大いなる飛躍の予感でもあります。中国勢、恐るべし、です。


 一般公開日の週末に会場を訪れたとき、もっとも多くの人で賑わっていたのがYAMAHAブース。壇上に居るお姉さんを撮ろうと思ったのですが全く近づけないほどでした。その中で1番人気はニューYZF-R6。常に跨り待ちの人が居るほどの大変な人気。もちろんロッシ人気もあると思いますが……とにかく凄いです。



 バイク以外にも面白い物がたくさんありました。その一つがヘルメット。そのほとんどが日本には入荷されていませんが、ショップで見かけたら買ってしまいそうなほど、カッコイイモデルがたくさんありました。

 部品ブースでは、各メーカーの新技術に加え、工夫を凝らした展示方法が目を引きました。パイオリのように、フロントフォークをあんな風に展示するなんて……。そしてミシュランが発表したエアレスタイヤも興味深い。クルマ用は東京モーターショーで発表されていましたが、それの2輪版。まずはスクーター用からリリースされる予定だそうです。

 弊社サカナクラが「絶対に買う!」とい断言しているプーマのライディングブーツです。2005年にMotoGP250ccクラスに参戦するド・プニエ選手が開発。実践でも使用していたそうです。リリースは2006年3月を予定。日本に入ってくるかは未定です。入ってきてくれ?!

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