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マシンはトライアンフ・デイトナ955i。新しいマシンということもあり、そのポテンシャルを最大限に引き出すことを、今回のマシン製作のテーマとしました。 955iは、トライアンフが新たにラインナップしたスーパースポーツモデル。それまでプロアームを採用していたスイングアームを両持ちにするなど、車体周りに大幅な変更を受け、トライアンフのアイデンティティでもある3気筒エンジンは、ピストン形状の変更のほか、オルタネーター位置も変更され、さらにパワフルで扱いやすくなっています。このレーサーは、エンジンは基本的にノーマルですが、燃調のセッティングを詰めるだけでかなり元気になるというこのエンジンの特性を活かし、吸排気の変更程度にとどめました。もちろん、時間的な制限ゆえの選択だったのですが、それでも後輪で135馬力を発揮することが出来ました。そして、このパワーをしっかりと使い切ることが出来る車体と足周りを造り上げることに、全神経を集中させたのでした。 前後サスペンションは、パワーや車重を考慮し、スペシャルオーダーしたオーリンズ製。フロントの三つ又類もオリジナルでオーダーしました。 また、ストップ&ゴーの多いもてぎのコースを考慮し、コーナー立ち上がりでしっかりとパワーをかけられるようにするため、リア周りの剛性UPは集中的に行いました。 スイングアームピボットは、ベアリング類を変更。アクセルONでしっかりとリアに荷重を掛けられるようにリアサスペンションのリンク類を、溶接などを施しほぼ一新。スイングアームは、サブフレームを新造しボックス化するとともに、スイングアーム長も伸ばしました。もちろん、前後ホイールはマグネシウム製に変更し、ブレーキも強化しています。 耐久レースということもあり、その他の部分もしっかりと作り替えています。 カウル類は、軽量化と整備性向上を狙って、ノーマルと同形状ながらFRP製の2分割タイプを新造。タンクキャップ部分を作り替えることでタンク容量アップも実現しています。大型ラジエーターにオイルクーラーも新設しました。 今回は時間的な問題もあって十分に詰め切ることが出来ませんでしたが、これからしっかりと詰めていけば2分0秒台ぐらいまでは十分に行くのではないか。そう考えています。 あれ、0秒台といえば、ほとんどポール・ポジション・タイムじゃないですか。じゃぁ、来年も出ますか!?
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