<2002' BOTT参戦記>

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'02年のレースシーズンがいよいよスタートしました。毎年3月、「春分の日」に開催される『バトル・オブ・ザ・ツイン(BOTT)』は、レースシーズンの幕開けに相応しいビッグなレース。そしてこのレースに、グッツィ3台、BMW2台、計5台のGSJレーシングチームが参戦して参りました。今年も頑張ります! 応援して下さいね。

今年のレースに対する気合い(!?)の表れはこのテント。グッツィ・スポルト・ジングウシのロゴが入った大きいヤツを新調しました。このイエローはピットでも思いっきり目立ちます。サーキットにお越しの際は、コレを目印にピットを覗いてやって下さい。熱い声援、冷やかし、お待ちしています。


今回は、デイトナから帰ってきたばかりの「ネモケンさん」ことライダースクラブ誌の根本健さんも、完全復活したV7スポーツでタイムトンネル(TT)クラスに参戦!! レース前日に飛行機で戻ってきたばかりのマシンを急遽持ち込んでのエントリーとなりました。マシンは、タイヤも含めてデイトナ仕様のまま!! ほとんど無理矢理状態でしたが、何とか無事に走りきることが出来ました。この美しいマシンは、ピットでも大注目。本人は、デイトナ帰りのせいもあって「筑波は小さいナァ」なんて言っていました。


BOTTのピットには、ショップ・個人問わず、様々なクラスにエントリーしているマシンがたくさん並べられていて、それらを見ているだけでも十分に楽しめます。また、パーツ&ウエアメーカーのブースも出展されていて、掘り出し物も多数あります。サーキット名物「牛串」をビールで流し込みながら、ピットをブラブラするのも実に楽しいモンです。一度遊びに来てみませんか?


今回もBMWのフラットツインのみがエントリーできる「ボクサートロフィー」が開催されました。GSJレーシングチームからも鶴岡選手とメカニックの高山の2人がエントリー。ヨーロッパツーリングでもその素晴らしさに触れたドイツの伝統的な2気筒マシンは、サーキット走行も楽しい、実に素晴らしいバイクです。


GSJのテント前には、ゲッツィ&ブリアンのスーパーツイン1100を展示しました。やはり注目度高し。多くの観客の皆さんが、各部を舐めるように見ていきました。ゲッツィ&ブリアンのNEWマシン「フーリア」ももう少しで入荷予定です。しばしお待ちを……。


GSJレーシングチーム・グッツィ部門が参戦するのは、エア・クールド・ツイン(ACT)クラス。その名の通り、空冷2気筒マシンで争われるクラスです。ライバルはドゥカティ、ハーレー、ビューエルなどなど。ココ最近はドゥカティ勢がかなり元気良く、それにビューエルが追従していると言った感じ。グッツィ勢は若干押され気味です。ここらで一発、巻き返しを図らねば、と虎視眈々のGSJレーシングチームなのです。


私事で申し訳ありません。ボクサートロフィークラスに参戦しております、当社メカニックの高山です。日頃の仕事では飽きたらず、サーキットでもヘッドをバラしている次第です(本人はバルタイを変更していると申しておりましたが……)。GSJに勤務していながらBMW乗り……、同じ縦置きツインということでお許し下さい。


ここでネモケンさんのV7スポーツをじっくりとご覧下さい。かなりいい具合にまとまっていると思いませんか? エンジンは750ccですが、市販されているチューニングパーツを組み込みしっかりとセッティングを行っただけ(キャブは加速ポンプ無しのデロルト製)で、なんとエンジンで約80馬力。デイトナでは230km/hオーバー(!!)をマークしたそうです。ネモケンさん曰く「実に素直なハンドリングで、それでいてパワフル」だそうです。


そして神宮司が乗るV11スポーツも見てやって下さい。仕事が終わってからシコシコと造り上げたマシンです。イロイロといたずらしてあります。もちろん、テストの意味も込めてですが……。今回のテーマはフロント周りの剛性アップと軽量化、それにポジションの変更です。フロント周りは、GSJで市販しているオフセット35mmのオリジナル上下三つ又セットの装着とフレーム補強の追加を行いました。これで、フロント周りはバッチリ。しっかり感が一段と増しました。軽量化に関してはいろいろなパーツをアルミにしたり肉抜きしたり……。最大のいたずらは、ステッププレート周り。スイングアーム周りの剛性に問題が出ない程度に、といってもケッコウ削ってみました。それに、スイングアームピボット下、左右のステッププレートを繋いでいる鉄製の補強パイプをアルミに変更したり、ミッションケース下のエンジンハンガーにもイタズラしてみました。ポジションは、ステップと同軸だったリアブレーキペダルを、ドゥカティ用のマスターシリンダー・ブラケットを使いプレートを自作して、ペダル位置そのものを変更し、ペダルを約10mm内側に追い込みました。コレによって、コーナーリング中のマシンのホールド感がアップ。ポジションには関係ありませんが、フロントブレーキをホンダVTR用に変更し、タッチの向上も狙ってみました。あっ!! 最後にもう一つ。エキゾースト系は、GSJオリジナルのフルエキタイプです。


今回2年ぶりにレースに復帰した村田選手。マシンは1100スポルトです。長いブランクを埋めるべく、密かに練習走行を行っていたようですが、残念ながら予選落ち。しかし、徐々にタイムも上がっています。次もエントリーですよね、村田さん。


今回グッツィで初参戦となった千崎選手(左)と1100スポルト。千崎選手は、初参戦といってもその昔、選手権を経験している人物。久々のレース復帰をグッツィで果たしました。マシンも、普段は街乗り&ツーリングにも使っています。時々レースにも参戦したいと言うことで、軽量化とパワーアップを目標にGSJにてチューニングいたしました。練習走行では8秒台をマークしているツワモノです。そんなことはともかく、千崎選手は予選結果に釘付けですが……。


さぁ、いよいよ決勝! 気合い十分、と言いたいところですが、連日深夜に及ぶマシン製作と強風のため、まぶたが重いムニャムニャ状態……。でも、頑張ります。
この日は、ニュースでも報道されるぐらいの強風が吹き荒れました。しかも筑波の周りは畑が多いせいか砂が舞い、中国の黄砂のような状態。しかも風は強くなる一方で、なんとスタート直後に強風でスポンジバリアがコースに転がってしまうというアクシデントも発生。約1時間半もレースが中断してしまいました。


気を取り直してレース再開。でも、相変わらずの強風のためコーナーリング中もマシンがフラフラ。こんなレースは初めてでしたが、決勝を走った神宮司&千崎選手ともに無事完走です。ネモケンさんもTTクラスで無事完走です。


イロイロとハプニングもありましたが、02年の開幕も無事に走りきることが出来ました。次は5月6日のトランスエコーになります。頑張ります。皆さんも応援ヨロシクです。


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